皆様、こんばんは。
本日は、先日ペーパードライバー講習の際にお客様から質問された話題についてお話したいと思います。
講習中にお客様がふと、「何で車のスピードメーターは180まで表示があるのですか?」と聞かれました。これはとても良い質問です。意外と気になっている方も多いと思います。
確かに高速道路での法定速度は100㌔ですし、最近では120㌔で走れる高速道路も増えてはきましたが、180㌔で走る事は絶対にありえませんよね?
ではなぜ180までの表示があるのでしょうか?
ちなみにですが、全車種が180までの表示ではありません。あくまで一般的な国産車のお話です。現に軽自動車は140までの表示が多いですし、外車では260、300、360といった表示の車種も少なくありませんし、昨今ではこの180の表示の流れすら崩れ始めています。
この国産車で最も多い180の表示については特に法的な決まりはありません。ではなぜ180の表示が多いかと言いますと、かなり昔の話にはなりますが、1970年代に国産車の性能が著しく向上し、かなりのスピードが出せるようになりました。一方スピードが出せるようになれば当然ですが死亡事故も増えてしまいます。このことで、105㌔(軽自動車は85㌔)を超えると速度超過警告音(キンコンといった高い音)がなるようになったり、スピードメーターで一定速度以上が黄色や赤色で目立つようにされたりといった工夫が取り入れられました。漫画「頭文字D」の作中でも描かれている「あの音」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
こうして国内の自動車メーカーは180㌔を速度上限に速度リミッターを導入しました。これと合わせてスピードメーターも180㌔表示になったようです。
ここまでのお話を聞いても結局、何で180なんだよ!と思われた方いらっしゃいますよね?私もそう思います。
話も長くなってきましたので、続きは明日お話したいと思います。
本日もありがとうございました。
以上はるまるドライビングスクールの松本でした。