皆様、こんばんわ。
昨日はハザードランプの本来の使い方についてお話しましたが、本日はサンキューハザードについてお話したいと思います。
そもそも、サンキューハザードってなに?と思われている方もいらっしゃると思います。サンキューハザードとは車が詰まっている道路で車線変更したときに入れてもらった時や脇道から優先道路に入れてもらった時などに「ありがとう」の気持ちを表すためにハザードランプを点灯させることをいいます。
ではなぜ、本来の使用方法とは異なった使い方がここまで浸透してきたのか不思議に思いませんか?むしろ最近では、サンキューハザードの使用の方が多いようにも思います。
サンキューバザードは一説によると、元々ドイツのトラック運転手の間で行われていた習慣であり、日本では昭和54年に日本の運操業会紙で紹介されたのが始まりと言われています。
そこからトラック運転手の間で認知されていったそうです。当時は走行車線を走るトラックが前方の車に追いついた際に、追い越し車線のやや後方にいるトラックの前に進路変更する意思をウィンカーで出すと、追い越し車線のトラックが前照灯を一瞬消してスモールライトにして「前に入ってもいいよ」と合図を送っていました。そのお礼に「ありがとう」と後続車のトラックに挨拶するシーンが多かったようです。
現在ではこのハザードランプの使い方だけが浸透し、進路を譲る際の前照灯を消す行為は知らない方もいらっしゃるかもしれません。このうように歴史を知れば意外と楽しいかも知れません。
と同時に前照灯を消す行為も行ってみるのもいいかもしれません。
サンキューハザードのような使い方は、決して教習所では習う事はありません。ですが道路を走る上では一つ大事なことかもしれません。
このように教習所では習わない、教えてくれないことがまだまだあると思います。ですが出張ペーパードライバー講習では、実践で役に立つ事もご紹介できるのも一つ魅力ではないでしょうか?
明日はハザードランプを主に使用する場面についてお話したいと思います。
本日もありがとうございました。
以上、はるまるドライビングスクールの松本でした。