皆様、こんばんは。
本日は久々にペーパードライバー卒業への知っておきたい事についてのご紹介です。
最近、採用が進む装備の一つである「ワンタッチウインカー」についてです。この「ワンタッチウインカー」とは輸入車をはじめ国産車でも純正採用されるモデルが増えている装備になります。
ここ最近では、見かけることも大変多くなり、お客様もよく混乱している装備の一つにもなります。
ワンタッチウインカー(ワンタッチターンシグナル)とも言います。
ウインカーはご存知の通り、左右に曲がる際や車線変更する際に、事前に進みたい方向へウインカー(方向指示器)を出し、後続車へ自車の進行方向を伝えるものになります。
従来のウインカーは、右ハンドル車の場合、ハンドルの根本にあるレバーを上(左)、下(右)に操作することで点灯し、ハンドルを戻る動きと連動して消灯する仕組みです。
一方のワンタッチウインカーは、レバー操作自体は同様ですが、従来の操作よりも軽く押すだけで「3回」(一部車種では5回)点灯するもので、とくに車線変更時の消し忘れに有効なものだとされています。
この装備は教習車にはついておりませんが、私のマイカーにはついており、私自身はとても便利な機能だと思っております。ですがそもそもこの機能自体を知らない方も実際多数いらっしゃいます。
マイカー教習の際には、装備されているか確かめ、装備されている車両ではしっかりと説明するようにしています。
ペーパードライバーの方は知らなくて当然かと思いますが、お客様が講習を終わってからご家族の方などにお伝えすると、ご家族の方も知りませんでした!とお客様からよく後日言われることがあります。
そもそも、便利な機能ではあるようにも思えますが、実際のところ間違って合図出した時に3回点滅しきるまでキャンセルできないから困ることも実際あります。
また、3回点滅する時間が3秒前後のものが多いようで、使い方次第では周囲への合図が3秒以下となる可能性があります。
道路交通法の施行令第21条ではウインカーの点灯開始は「交差点30メートル手前」「進路変更する3秒前」とされており、進路変更をする場合は3秒前にウインカーを出し、進路変更が完了するまで合図を継続しなければなりません。
このような場合には3回の点滅では短かすぎるようにも思います。
便利な機能の半面、周囲の方などに対しては確実な合図としては不十分かもしれませんね。
ですので、よく使い方が分からない方や、不満のある方は、従来通りしっかりとウインカーを出すことをおすすめ致します。
本日もありがとうございました。
以上、はるまるドライビングスクールの松本でした。